フォント作家は何をきっかけに書体に興味を持つのか。

フォント作家は何をきっかけに書体に興味を持つのか。

NOTEに書くつもりで用意していた文章をこっちで成仏させようかと、そんな話。

あれは小学4年生の頃。
今ならば当たり前だろうけど、昭和当時にクラス内で流行ったオリジナルの名刺交換もまだまだ珍しいお子様カルチャーで、字が下手だと交換してもらえず字が上手くてイラスト付きだとモテモテになれるといった具合だった。もちろん字が下手な自分は一人か二人に交換してもらう程度。

そんなある日、父親が仕事先で不要になった活版印刷の金属製の活字書体を貰って来た。

フォント作家は何をきっかけに書体に興味を持つのか

今でも大切に取ってある活版印刷の活字。

その英字の活字を使って白紙の名刺に自分の名前をローマ字でスタンプして9枚ぐらい作って持参。当時はパソコンも一般的ではなくコピー機もない100均はもっとない昭和ど真ん中。クラスメイトは「すごい、どうやって作ったのか」と、その反応は想像を超えて凄まじく、持って行った活字名刺はあっという間になくなり、予約まで受け付けるという大盛況っぷり。その時に、クラスメイトが目をキラキラと輝かせて名刺の書体スタンプを眺めている姿を見て、「書体一つで人はこんなにも魅了させられるのか」と、かなりの衝撃を受けたものだった。今から思えば、この出来事が書体に魅せられた最初のきっかけだったと思う。

その後、高校一年で初めて「レタリング」の授業を受けて、ひらがなの「あ」を書くだけのシンプルな授業だったが、取り憑かれたようにレタリングに夢中になったものだった。翌週も楽しみに授業を受けに行ったら、レタリングの授業は一回だけの単発授業だと聞かされてがっかり。

この時に「書体が好きかも」と強く感じた。

なにせ昭和時代。
書体デザインに興味を持ってもどの道に進めばそういうことが出来るのかといった知識もネットもなかったので調べることも出来ず、当時はデザインとサブカルの二択で結局は後者を選択してしまったけど、なんだかんだPCとネットのお陰で無事にフォント制作に着地。

あの時あの瞬間の「書体が好き」という気持ちを、今こうして作品という形で生み出せることが出来て良かったなと思ってる。

フォント配布サイト
ALT-DESIGN@:clip

フォント作家は何をきっかけに書体に興味を持つのか。
制作者

やっぱり書体が好き!

制作者
制作者

フォント制作してる人。 ただいま新作フォントに大苦戦中。。。。

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