シマイモが忘れられない「アストロノーカ」の偉大さ。

そういえば、あれこれスパム対策を試行している時に、ふと思い出したのが1998年にエニックス(現:スクウェア・エニックス)から発売された「Astronōka(アストロノーカ)」というプレステゲーム。

同年10月、父親と喧嘩して憂さ晴らしのために立ち寄ったゲームショップで見つけたのがこのゲームとの出会い。

当時はTVゲームは発展最盛期だったため、ゲームショップにはおすすめのゲームソフトのファミ通の点数と評価が商品棚に貼り付けられていて、アストロノーカはそのなかでもかなりの高得点だったこと、そしてパッケージデザインとタイトルの題字に惹かれて購入した。

内容は宇宙を舞台にした農作育成シミュレーションゲームで、畑で作った農作物を荒らしにやって来る学習能力のある「バブー」という生命体を追い出すためのトラップを設置したり、電子掲示板や電子メールで確認しながら丹精込めた農作物をコンテストに出品したり売るという、当時としてはAIを用いた画期的なゲームのひとつだった。

そうか、これは畑というサイトで農作物というコンテンツを作り、荒らしというバブーを対策してセキュリティを強化する…、いわゆるPC環境に通じる世界観だったんだなと、AIが進化して生活のひとつになりつつあるからこそ、このゲームの偉大さを痛感。

思い返せば電子メールや電子掲示板はこのゲームで覚えたので、PCを始めた時も迷子にならずに済んだのは間違いなくこのゲームのおかげ。

何かとAI進化の話題が絶えない令和時代のいまだからこそ、復活してほしいゲームのひとつです。